2007.04.10 Tue
このあいだ、あるお父さんからコメントをいただきました。
そのことをきっかけに、
今日は、『お父さんの子育て』について書いてみたいと思います。
私の周りにも大勢のお父さんがいるのですが、
初めて「父親だなあ」と実感したのはいつかと尋ねると、
おもしろい答えが返ってきます。
多かったのは、
・周りの人に(パートナーを含めて)「パパ、おめでとう。」と言われた。
・子どもの顔が自分とそっくりだった。
・子どもが「パパ」とわかってくれた。
(自分を見て笑ってくれた、抱くと泣きやむ、声に反応する、などなど)
・子どもが「パパ」と呼んでくれた。というものでした。
女性は、自分の体の中に命が宿り、いわゆる十月十日(とつきとおか)の時間をともに過ごしていく中で、母性が芽生えていく人が多いようです。
自分の体が変化するのですから、男性に比べると実感をもちやすい、ということもあるかもしれません。
もちろん、人によって様々ではありますが、
女性が、ある意味自発性をもって母親の自覚をもっていくのに対し、
男性は、周りの人が自分に接する態度、子どもの様子など、相対性の中で自覚を芽生えさせるのだなあ、と気づきました。
とすると、女性よりも男性の方が実はずっと、子どもとの関係性が大切で(影響が大きくて)、子どもとお父さんが築いていく関係そのものが、「お父さん」を育てていくのかもしれません。
しかも、幼いお子さんと接する時間が限られているお父さんはたくさん。
日々変化するわが子を見つめる時間は、限られているうえにとっても貴重です。
だから、子どもの変化、会話、あらゆる場面はすべて、大きなチャンスです。
そして。
もしかすると、日々接している人よりも、一緒にいる時間の少ない人の方が、その時間さえちゃんと大切にしていれば、いろんなことに気づくチャンス、いや「力」を備えていくんじゃないでしょうか。
当たり前の風景、ではなく、貴重な時間。
当たり前の成長、ではなく、涙が出るほど劇的な進化。
当たり前のできごと、ではなく、たくさんの発見と喜び。
もし、お父さんが子どもとの時間をそんな風に感じられたら、
きっと、お母さん以上に、宝物のようなことば、まなざしを子どもに投げかけられる存在になる。
そんな気がしました。
************************************
学生時代、「子どもはうるさいし、すぐ泣くから大嫌いだ。」
と、公言して憚らなかった友人Aの話。
はじめて、お子さんが「パパ」と呼びかけてくれたその瞬間、
うれしさで体がふるえ、目からは涙があふれ、そのまま号泣してしまったそうです。
何の予兆もなく、ある日突然にっこり笑って自分をゆびさし、
「パパ」と言ったかわいい息子。
(正確にはバアバ、というような発音だったそうです)
「親バカなんて。」と、それこそ周りの親をバカにしていた彼の姿はそこにはなく、
「いとしいってことばのね、味わいがわかる。愛しいっていう言葉のほかにあらわしようがない。」
と言った彼は、まさに、子どもの力によって父性に目覚めたのでしょうね。
そんな彼も今、11歳の男の子と3歳の男の子を育てながら、かわいい、愛しいと子どもを思う時間を経て、
「親として新たな世界を見せてやりたい」
「客観的に『親の役割』とはなんだろう」
父親として子どもとの関わり方を常に模索しているようです。
子どもたちのいろいろな可能性を広げながら、自身も確実に成長している彼。
成長、というと何だか私が上からものを言っているようで恐縮ですが、
友人として、人間的にも父親としても、彼が感性をどんどん磨いているような気がして、うれしく誇らしい気分にさえなるのです。
そして、私もまた、彼を通じて学ばされました。
パパも実は、いろいろなことを見て、感じて、気づき、そして「考えている」。
どんなことが見えているのか。よかったら、すぐ近くにいるパパに聞いてみませんか?
そのことをきっかけに、
今日は、『お父さんの子育て』について書いてみたいと思います。
私の周りにも大勢のお父さんがいるのですが、
初めて「父親だなあ」と実感したのはいつかと尋ねると、
おもしろい答えが返ってきます。
多かったのは、
・周りの人に(パートナーを含めて)「パパ、おめでとう。」と言われた。
・子どもの顔が自分とそっくりだった。
・子どもが「パパ」とわかってくれた。
(自分を見て笑ってくれた、抱くと泣きやむ、声に反応する、などなど)
・子どもが「パパ」と呼んでくれた。というものでした。
女性は、自分の体の中に命が宿り、いわゆる十月十日(とつきとおか)の時間をともに過ごしていく中で、母性が芽生えていく人が多いようです。
自分の体が変化するのですから、男性に比べると実感をもちやすい、ということもあるかもしれません。
もちろん、人によって様々ではありますが、
女性が、ある意味自発性をもって母親の自覚をもっていくのに対し、
男性は、周りの人が自分に接する態度、子どもの様子など、相対性の中で自覚を芽生えさせるのだなあ、と気づきました。
とすると、女性よりも男性の方が実はずっと、子どもとの関係性が大切で(影響が大きくて)、子どもとお父さんが築いていく関係そのものが、「お父さん」を育てていくのかもしれません。
しかも、幼いお子さんと接する時間が限られているお父さんはたくさん。
日々変化するわが子を見つめる時間は、限られているうえにとっても貴重です。
だから、子どもの変化、会話、あらゆる場面はすべて、大きなチャンスです。
そして。
もしかすると、日々接している人よりも、一緒にいる時間の少ない人の方が、その時間さえちゃんと大切にしていれば、いろんなことに気づくチャンス、いや「力」を備えていくんじゃないでしょうか。
当たり前の風景、ではなく、貴重な時間。
当たり前の成長、ではなく、涙が出るほど劇的な進化。
当たり前のできごと、ではなく、たくさんの発見と喜び。
もし、お父さんが子どもとの時間をそんな風に感じられたら、
きっと、お母さん以上に、宝物のようなことば、まなざしを子どもに投げかけられる存在になる。
そんな気がしました。
************************************
学生時代、「子どもはうるさいし、すぐ泣くから大嫌いだ。」
と、公言して憚らなかった友人Aの話。
はじめて、お子さんが「パパ」と呼びかけてくれたその瞬間、
うれしさで体がふるえ、目からは涙があふれ、そのまま号泣してしまったそうです。
何の予兆もなく、ある日突然にっこり笑って自分をゆびさし、
「パパ」と言ったかわいい息子。
(正確にはバアバ、というような発音だったそうです)
「親バカなんて。」と、それこそ周りの親をバカにしていた彼の姿はそこにはなく、
「いとしいってことばのね、味わいがわかる。愛しいっていう言葉のほかにあらわしようがない。」
と言った彼は、まさに、子どもの力によって父性に目覚めたのでしょうね。
そんな彼も今、11歳の男の子と3歳の男の子を育てながら、かわいい、愛しいと子どもを思う時間を経て、
「親として新たな世界を見せてやりたい」
「客観的に『親の役割』とはなんだろう」
父親として子どもとの関わり方を常に模索しているようです。
子どもたちのいろいろな可能性を広げながら、自身も確実に成長している彼。
成長、というと何だか私が上からものを言っているようで恐縮ですが、
友人として、人間的にも父親としても、彼が感性をどんどん磨いているような気がして、うれしく誇らしい気分にさえなるのです。
そして、私もまた、彼を通じて学ばされました。
パパも実は、いろいろなことを見て、感じて、気づき、そして「考えている」。
どんなことが見えているのか。よかったら、すぐ近くにいるパパに聞いてみませんか?
+comments+
はじめまして
はじめまして。
keroeiさんの情感溢れる記事をとても興味深く読ませていただいております。
子どもに対するお父さんとお母さんの感覚的な違いがとてもわかりやすかったです。「男性は、周りの人が自分に接する態度、子どもの様子など、相対性の中で自覚を芽生えさせるのだなあ、と気づきました。 」には非常に同感です。女性は、情で語り、男性は理屈で語るというような話を聞いたことがありますが、そんなことも男性と女性の差なのかも知れませんね。
keroeiさんの情感溢れる記事をとても興味深く読ませていただいております。
子どもに対するお父さんとお母さんの感覚的な違いがとてもわかりやすかったです。「男性は、周りの人が自分に接する態度、子どもの様子など、相対性の中で自覚を芽生えさせるのだなあ、と気づきました。 」には非常に同感です。女性は、情で語り、男性は理屈で語るというような話を聞いたことがありますが、そんなことも男性と女性の差なのかも知れませんね。
【2007/04/14 16:05】URL | ここいち #-[ 編集]
ここいちさん、はじめまして!
コメントありがとうございました。
女性は情で語り、男性は理屈で語る。
なるほど!そんな場面も、日常で思いあたるところがたくさんありますね。
つい最近聞いたある話を思い出しました。
Aさんという女性が、「どうしても自分の思うことが伝わらず、今日はとても悔しい思いをした」ということを、パートナーであるBさん(男性)に話したそうです。
すると、Bさんは、
それはそれは明快に
「なぜ、伝わらなかったのか」の原因を分析し、
「今度からは〜〜という言い方をするといいよ。」と
ためになるアドバイスまでくれたそうです。
とても親身になって、Bさんは一緒に考えてくれようとしていました。
ところが、Aさんは、
「私はそんなことばを求めていたんじゃない!」
と激怒してしまい、Bさんはとてもびっくりしてしまったそうです。
Aさん・Bさんの是非を、私は指摘するつもりはありません。
ただ、「違い」ということでいうと、
そのときのAさんが求めていたもの。
それは、理屈や明快な答えなどではなく、
「そっか。悔しかったんだね。」
という「受けとめ」「聞いてくれることそのもの」
の、「情」によりそうことだったんだなあ、と気づかされます。
Aさんは、自分のもやっとした気持ち。
伝わらなかったときに感じた自分の未熟さ。
それはいやというほどわかっていたんでしょうね。
そして、(それが正しくはなく、甘いとわかっていても)
誰かにその気持ちをシェアしてもらえることで
救われたかったんでしょう。
そう考えると、男性的な役割・女性的な役割、といわれるようなものも、その違いや強みを活かして、うまく場面場面でいかせたら、いいバランスができるんだろうなあ。
そんな風に思いました。
コメントありがとうございました。
女性は情で語り、男性は理屈で語る。
なるほど!そんな場面も、日常で思いあたるところがたくさんありますね。
つい最近聞いたある話を思い出しました。
Aさんという女性が、「どうしても自分の思うことが伝わらず、今日はとても悔しい思いをした」ということを、パートナーであるBさん(男性)に話したそうです。
すると、Bさんは、
それはそれは明快に
「なぜ、伝わらなかったのか」の原因を分析し、
「今度からは〜〜という言い方をするといいよ。」と
ためになるアドバイスまでくれたそうです。
とても親身になって、Bさんは一緒に考えてくれようとしていました。
ところが、Aさんは、
「私はそんなことばを求めていたんじゃない!」
と激怒してしまい、Bさんはとてもびっくりしてしまったそうです。
Aさん・Bさんの是非を、私は指摘するつもりはありません。
ただ、「違い」ということでいうと、
そのときのAさんが求めていたもの。
それは、理屈や明快な答えなどではなく、
「そっか。悔しかったんだね。」
という「受けとめ」「聞いてくれることそのもの」
の、「情」によりそうことだったんだなあ、と気づかされます。
Aさんは、自分のもやっとした気持ち。
伝わらなかったときに感じた自分の未熟さ。
それはいやというほどわかっていたんでしょうね。
そして、(それが正しくはなく、甘いとわかっていても)
誰かにその気持ちをシェアしてもらえることで
救われたかったんでしょう。
そう考えると、男性的な役割・女性的な役割、といわれるようなものも、その違いや強みを活かして、うまく場面場面でいかせたら、いいバランスができるんだろうなあ。
そんな風に思いました。
【2007/04/15 18:15】URL | kerori #-[ 編集]
私(父親)の場合は、娘が生まれたときに病院で初めて対面したときには、正直、周囲が「かわいい」という声に、「どの子もそれほど変わらないなぁ。」「入れ替わったら本当に、病院の担当者は分かるのだろうか?」などと考えてしまいました。むしろお産に時間がかかった妻の様子がとても気になったことを覚えています。
本当にわが子としてかわいいなぁと思えたのは、言葉を発するようになってからだと思います。言葉を発するようになってからの可愛さは格別でした。年齢が上がるにつれて可愛いさの質は変わっていきますが、やはり母親と父親の愛情には違いがあることをいろいろな場面で実感しますよ。
男性的、女性的役割というのは、たしかにありますよね。
あまり、親としての時間を取れていないので、反省すること多いですが・・・
本当にわが子としてかわいいなぁと思えたのは、言葉を発するようになってからだと思います。言葉を発するようになってからの可愛さは格別でした。年齢が上がるにつれて可愛いさの質は変わっていきますが、やはり母親と父親の愛情には違いがあることをいろいろな場面で実感しますよ。
男性的、女性的役割というのは、たしかにありますよね。
あまり、親としての時間を取れていないので、反省すること多いですが・・・
【2007/04/17 16:50】URL | T.KUKURU #-[ 編集]
なるほど!そのときどきのT.KUKURUさんの気持ちの変化がすごく伝わりますね。
ことばを使い出すと、「なにに対してどんな言葉で表現するのか、どんな風に話すのか」
小さい子であっても、表現には個性がありそうですね。
『言葉を発するようになってからの可愛さは格別』とのことばに、T.KUKURUさんのお父さんとしての熱い愛情を強く感じました。
そして、なんだか私まで嬉しい気分になりました。
これからも、ぜひ、父親の愛情について、いろいろ教えてくださいね。
ことばを使い出すと、「なにに対してどんな言葉で表現するのか、どんな風に話すのか」
小さい子であっても、表現には個性がありそうですね。
『言葉を発するようになってからの可愛さは格別』とのことばに、T.KUKURUさんのお父さんとしての熱い愛情を強く感じました。
そして、なんだか私まで嬉しい気分になりました。
これからも、ぜひ、父親の愛情について、いろいろ教えてくださいね。
【2007/04/18 14:18】URL | kerori #-[ 編集]
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【2008/07/01 06:09】
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【2008/07/05 07:04】
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【2008/07/06 05:53】
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【2008/07/08 07:17】
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【2008/07/10 06:49】
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