食育に思う
ある行事に参加したときの話です。

地域ボランティアの方が中心となって、
小学生のキャンプがもよおされました。
バーベキュー、飯盒炊爨。
はじめに大人たちが、包丁や魚の扱いなど簡単にお手本を見せました。

そのあと、子どもたちはなれない手つきで野菜を切ったり、
お米を研いだり、また、魚をさばいたりして、
めいめいが担当する作業を進めていきます。

その間をぬって大人たちは、今日の食材に関する豆知識を話したり、
手順がわからず困っている子どもたちのサポートをします。

・横に並んで説明をしながら、子どもたちが手を動かすことに対し、
最低限のフォローだけをする。
・見栄えよりもまず、自分の作業を自分でやりきることを重視する。
・コツをつかんだ子には、すかさず「うまいねえ。その調子。」と
声をかける。

そんな様子を見ていたら、子どものころの光景が思い浮かんできました。
かつて、手伝いがてら台所で母親の料理を横で見ているように言われたこと、
その見よう見まねが、後々大きな「料理本」になっていたと気づいたこと、
食卓や台所での何気ない会話から得た「豆知識」が、今に生きていること。


「食育」の大切さが、あちこちで取り上げられるようになり、
食育基本法という法も制定されたということは、
食をとりまく現在の状況(問題)が、
もはや家庭での努力で解決できることではない、
そのレベルにとどまらない、ということなのかもしれません。

「朝食をとらないで学校に行く」
「栄養バランスが悪い」
「孤食(食事環境の問題)」…

私が子どものころ、「食育」という言葉になじみはありませんでしたが、
「食生活の変化」については、いろいろな機会で話題になったことを記憶しています。
おそらく、上に挙げたような問題も、20年以上前から警鐘がならされていたことでした。

でも、こうして自然の中、ちょっとした機会を共有しただけで
子どもたちは、料理することの楽しさをしり、
食べ物の一つひとつに興味をもち、
その後の「食卓の楽しさ」を存分に味わえたのです。

帰りに同じバスに乗ったある女の子が、
こんなことを言いました。

「お皿を洗うの、いつもお母さんにやらせちゃってたんだけど、今日はお兄ちゃんと一緒に洗おうかな。」

そして、今日みんなで食べた食事がおいしかったことを話していると、

「トマトを上手に切る方法、お母さんも知ってるかな?クイズで出してみよう!」
「テレビ見ながら食べるより、しゃべってた方が、なんか楽しい感じがしていい。」

栄養についての知識も大切。
食生活指導をしていくことも大切。

それでも、今の生活の中でもっと簡単に、
食事の機会を使って話せること、教えられること、
楽しくて温かい食卓を体験させたりすることが
できるんじゃないだろうか。
そんなことを感じた一日でした。

子ども時代の体験は、一生の財産。
忙しいけれど、がんばりましょう!大人たち。


★ちなみに★
〜トマトを上手に切るコツ〜

ヘタの部分を下にして、上からトマトを見ると、
星のように白い線が伸びているのがわかります。
その線上に包丁を入れて切ると、
トマトのゼリー状になった部分(汁と種の入った部分)がくずれず、
きれいに切ることができますよ♪


食育情報参照;http://www8.cao.go.jp/syokuiku/index.html

テーマ:子育て・教育 - ジャンル:学校・教育
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Author:kerori
人と話すことが大好き。10年にわたり、子どもたちに英語を教えた経験をもっています。

ふと気づいたら、周りには”働くママ””新米ママがたくさん!
そんな、”きらっと光る”がんばるママたちの応援ができればいいな。ママたちが、一人でも多く元気になると嬉しいな。
そんなことを考えるこのごろです。

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