子どもコミュニティ
隣近所が”国際色豊か”だという友人から、
子どもコミュニティのおもしろさについて、
こんな話を聞きました。

ドイツ人の父と日本人の母(友人)をもつLちゃん。
近所には、両親が日本人だという友だちも大勢いますが、
両親ともアメリカ人、母親がイタリア人、
同じく母親がインドネシア人など、国際色豊かな地域環境なのだそうです。

公園を共通の遊び場にしている子どもたちは、半ば自然に小さなコミュニティを作りあげているとのこと。
そして、そこでの子どもたちは、状況にあわせて興味深い動きをするのです。

あまり日本語がわからない子がいるときは、
ことばを使わなくてもできる、形態模写のような遊びが中心になるそうです。
2〜3チームにわかれた子どもたちは、それぞれ順番に、
動物になってみたり、昆虫の形になってみたりして、
それが何なのかをあてっこする。
泣き声などは表現様々で、たとえ言語が違っても、そのニュアンスでなんとなく通じ合ってしまうそう。
遊んでる間には、もちろん日本語が飛び交うそうですが、
その中で使われる「遊びに必要な指示、言葉」や、「仲間がかけてくれる言葉」は、
はじめ日本が使えなかった子どもたちも、
そのうち覚えて使えるようになっていくから不思議です。

特に、ジャンケンや、「イェーイ」「やったー」などの表情や身振り手振りが加わるものについては、
すぐ身につくものなのだそうです。

言語とコミュニケーションは切っても切れない関係のものだと
わかってはいましたが、
子どもコミュニティという「集団」の力、「仲間」の力は
ずいぶん大きいものです。
そして、「友だちと仲良くなりたい」「遊びたい」というモチベーションも大きいのだと思いました。

そのことを友人に話すと、もうひとつ、大事な要素を教えてくれました。

そのコミュニティが、「まちがっても受け入れてくれる安心できる場所かどうか」。
まちがった言葉を使っても、温かく笑って、
すぐに「こうだよ」と教えてくれる。
話さない子に、周りがどんどん話しかけていく。
うまく話せるようになったときに、
「アンディー、すげー!」と拍手がおこる。
まちがうことを恐れずに、どんどん言葉を使える、
こんなすばらしいトレーニング環境と、仲間(ときには先生)がいれば、それは上達していくだろうな、と、感心しました。

そして、そこでは、言語だけでなくコミュニケーションスキル、ヒューマンスキルといったかけがえのない能力も育っていくだろうと。

今度、その公園に行ってみようと思います。見習いに。











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ことば力
語彙力、ということではなく、
「子どもの感性と言葉の力」には
想像以上に大きなものがあると感じます。

先日、ある男の子が、
こんなことを言っていました。

『お母さん、お母さん、お家がひゅーんって走ってるよ。ほら、ひゅんひゅーーんって。』

どんなシチュエーションか、お分かりですね?

そうです。男の子は電車に乗って、窓の外を興味深く見ていました。
電車の速度があがり、窓の外の景色が飛ぶように変わっていく様を
その男の子は、さきほどのように表現したわけです。

言葉を覚えることは、とてもだいじなことです。
感情を言葉で表したり、ものごとの状況を正確に伝えたり、
子どもは、生活環境や成長そのものにあわせて、
そのときどきに必要な言葉を知り、表現し続けることを求められます。

そのとき、知識としての言葉(語彙)があればあるほど、
ぴったりの表現に近づくことでしょう。正しい言葉を使える近道です。
でも、もう一つ忘れてならないのは、
その「知識」を「使う」ためには、まず「何かを言葉におきかえる」、その何かを見つけたり、感じたりすることの大切さだと思うのです。
感じたり、考えたりするから、言葉が必要になるわけですし、
何かを伝えたい、表現したいと思う気持ちが、言葉を使わせるわけです。
そして、「言葉を使いこなす」ためには、
いろいろなことを考えたり、感じたそのときに
「実際に声に出して(言葉におきかえて)いく」ことが、
「言葉力」を豊かにするこつかもしれないなあ、
と、私は思います。

感じる力、それを言葉にする機会、
その言葉を聴いてあげること。

大人にできることは、たくさんありそうです。
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はじめての発表会〜結末〜
堂々とした発表ぶりではじめての英語スピーチを終え、
みんなからもほめられ、大満足のはずのセリちゃんですが、
自分の発表スピーチをビデオで見てから、
どうも様子がおかしい…

先生は気になって、電話をされたそうです。

ことの真相は…

セリちゃんの、英語に対して芽生えはじめていたプライドでした。

帰ってくるなり、お母さんはセリちゃんにこう言われたそうです。
「セリ、すごい下手。全然だめ、失敗。ビデオ消しちゃっていいよ。」

何度も練習した自分。
すらすら言えるようになった実感。
みんなの前で堂々と話すことの面白さ。
そして、ほめられて育った「自信」。

セリちゃんの中で、
人前で英語を話すことは、しっかりと意識された「特技」になっていました。
そして、少し大げさに言えば、
英語は「他の人とは違う」「自分のだいじな存在意義」になっていたようなのです。
そして、よくよく話を聞いてみると、
セリちゃんがイメージしていたあの日の自分(発表会)は、
ふだん自分がお手本にしている先生に勝るとも劣らない
自分だったのです。

セリちゃんにとって、
ビデオから流れてくる自分の姿は、
高みに描いた自分とは違い、
そこまでふくらんでいたイメージを
一気に壊してしまうものだったのです。

心配ないように付け加えると、
その日は落ち込んでいたセリちゃんですが、
家族にも励まされ、元来の明るさもあり、
次の週からまた、元気に教室へ通っているとのこと。

お母さんは最後に、こんなことを言っていました。
「小さい子だって、大人が思ってるよりすごいプライドをもってるんだな、と思って。子どもだからってバカにできないものね。」

好きなことを見つけ、
「高み」を目指し、
そこに大人と変わらないプライドをもっている。

大人が抱く子どもの概念より、子どもは大人の部分があることを
あらためて知りました。
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はじめての発表会〜その後〜
先日、はじめての英語スピーチ大会に参加したセリちゃんの話をしましたが、
その後日談として、こんな話を聞きました。

スピーチ大会のビデオを、通っている教室のみんなで見たときのことです。
(ちなみに、ご家庭でも発表会などビデオで撮られるケースがあると思いますが、今回は教室でビデオを撮ってくれるので、当日は会に集中しましょう!とのことだったそうです)

自分の番がきてビデオを食い入るようにみていたセリちゃん。
ビデオが終わると、それまでの元気がうそのように、うつむいたままおとなしくなってしまったそうです。

その日のレッスンが終わり、気になった先生がセリちゃんに声をかけました。

『セリちゃん、元気ないね。どうしたの?発表、とても上手だったよ。』
『・・・上手じゃない。』
『どうして?本当に上手だったよ。お母さんもほめてくれたんだよね?』
『上手じゃない。』

そしてそのまま、お家に帰ってしまったセリちゃん。
気になった先生はお母さんに連絡をしました。

〜つづく〜


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プロフィール

kerori

Author:kerori
人と話すことが大好き。10年にわたり、子どもたちに英語を教えた経験をもっています。

ふと気づいたら、周りには”働くママ””新米ママがたくさん!
そんな、”きらっと光る”がんばるママたちの応援ができればいいな。ママたちが、一人でも多く元気になると嬉しいな。
そんなことを考えるこのごろです。

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